FIELD VOICEでは随時、FieldForceにまつわるニューストピックもお伝えしていきます。今回はグラブ工房の篠原智明工房長による、中学校での職業講話の話題と、FieldForceが協賛する学童野球大会のニュースです。(編集:広報鈴木)
篠原グラブ工房長が「職業講話」
千葉市美浜区の市立打瀬中学で7月10日、「職業講話」の授業が行われ、フィールドフォースの篠原智明・グラブ工房長が講師を務めた。
様々な職業に従事する大人たちに、仕事について語ってもらうことで、生徒たちに「働くことの意義・意味」を考えるきっかけにしてもらおうと、同校が定期的に行っている授業で、この日の対象は2年生。同校にゆかりのある社会人が自らの職業について語り、生徒たちが興味のある分野の先輩の話を選んで聞く。45分間の授業3コマで行われ、8人集まった講師のひとりである篠原工房長の講話には、各コマ約30人、計約90人が参加した。
「みなさん、『夢』はありますか?」──。そんな問いかけをしながら、工房長が生徒たちに語った講話のテーマは「好きなことは、仕事になる!!」。ベンチ入りもあやしい状態から、レギュラーポジションをつかんだ中学、高校の野球部での努力や、チームメートとのやり取り、そしてグラブ職人を目指す直接のきっかけとなった野球ショップでのアルバイト……。「話すのはあまり、得意じゃないんですが……」と言いながらも、学校や部活、アルバイト先でのエピソード、就職後、中国と行き来しながら覚えたグラブ作りのこと、それぞれの場面における、人との出会いと自らの選択、さらに現在も続く、プロを初めとする選手たちとの出会いやつながりなどについて熱く語る、篠原工房長の授業に、参加生徒たちは聞き入った。
その職業自体に興味がある生徒が参加する「職業体験」と違い、この日は授業形式の講話。「大人数が相手で、聞きに来る生徒の中には、野球を知らない子もいるでしょう。そんな子たちにも多少でも響く内容にしたいと思って、急いで練り直したんです」という授業は多くの生徒たちに響いたようで、学生時代の思い出話に笑顔を見せながらも、真剣な表情でメモを取る生徒たちが多かった。
生徒たちからは、「一番大変だったことはなんですか?」、「グラブはなんで毎日、磨かなきゃいけないんですか?」などの質問が飛び、篠原工房長は「グラブが出来上がって、実際に本人に渡すまでは常に不安で、いつも大変な思いです」、「毎日磨く必要はないケースもあるけど、グラブを磨きながら、一日の練習を振り返る時間を大切にしてほしい」などと丁寧に答えていた。
学童野球大会を全力応援!
7月13日に、東京都葛飾区の奥戸総合スポーツセンター野球場(奥戸野球場)で「東京都知事杯第14回女子学童軟式野球大会エリエールトーナメント」と「東京都知事杯第11回東京都女子中学軟式野球大会エリエールトーナメント」の決勝が行われた。 この2大会は、女子の「学童野球」と「中学軟式野球」の東京ナンバーワンを決める都大会で、それぞれ優勝・準優勝2チームは、学童が「NPBガールズトーナメント2025」(8月・岡山県)、中学は「第10回全日本中学女子軟式野球大会」(同・京都府)への出場権を得る。学童大会は「オール江東女子」が優勝、「オール葛飾アイリス」が準優勝、中学は「三鷹クラブW」が優勝、「立川ホーネッツ」が準優勝だった。
八王子市では、さらに歴史のある、東京都知事杯第48回東京都学童軟式野球大会フィールドフォース・トーナメントも進行中。こちらは7/13までに、全日本学童大会マクドナルド・トーナメントの東京大会王者・不動パイレーツなどベスト4が出そろい、20日に準決勝、27日には同市のスリーボンドベースボールパーク上柚木で決勝が行われる。優勝チームは関東大会(8月・茨城県)に出場する。
参加賞や上位入賞チームへの商品提供をはじめとする協力、協賛により、フィールドフォースが学童・少年野球選手を全力で応援する象徴でもある、これらの大会。試合の詳細はもちろん、「学童野球メディア」でもお伝えしてゆく。